魔法先生ネギま! 176話感想

いやー今回は面白かったですね。
忙しいので手短に書きますが、この作品は日常/非日常がすごくダイナミックに絡むんですよね。例えば最近では、エヴァ様は「日常を捨てないと非日常では生きていけない」と明日菜を修行の場に放り込むわけですが、明日菜は「バカのままクリアしてしまう(=潜在能力を引き出したりハイパー化したりせずに、日常・普段の明日菜のままで乗り越えてしまう)」というように。普通のバトルマンガだと、バトルパートと日常パートは全く接点が無いわけで(少なくともこんな絡まり方はしない)、これは少年漫画的には珍しい作品だと私は思うわけです。


で、今週の話ですけど。明日菜の修行の成果が出たようで、まき絵のリボン攻撃を避けたり、いいんちょとの殴り合いに勝ってしまったりしちゃうわけですが(マガジン捨てたからうろ覚えだけど)。これって「日常」パートに「非日常(=バトル)」パートが影響を与えているんですよね。普通のマンガなら、主人公がバトルで無類の強さを誇る少年であったとしても、日常パートではヒロインにビンタされたりするわけです。


つまりバトルパートで修行したからと言って、日常のワンシーンで登場人物が特殊能力を発揮したりっていうのは「お約束」を破っていると思うんですよね。変身ヒーローを敵の組織が変身前にボコボコにしたりしないじゃないですか。


いや〜、ネギま!面白いなぁ。
仕事で忙しくてストーリーを深く味わえないのが残念でならないです。