伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』を読まなきゃ

ユリイカ一月号、おもしろいんですけど、
テヅカ・イズ・デッド』を読んでることが前提の話が多すぎです。


まあ、2月の集中講義で、
現代日本マンガ・アニメ研究」というアレな授業を受講するので、
それまでには読まないといけないでしょう。


東浩紀動物化するポストモダン』も読まなきゃ。


しかしあずまきよひこ氏へのインタビューは非常に良かったです。
あずまんが大王」から「よつばと!」への変化の理由がうかがえます。
すごく計算して描いてる方なんだなぁと思いました。
よつばと!」はまだ未読なので、今度読もうと思います。

手塚治虫について

まあ神といわれる手塚治虫さんですが、
私はまだ20代前半なので、あまり読んでません。


でも、小ニで入院した時、父親が暇つぶしに買ってきたのが、
鉄腕アトム」だったり「ビッグX」だったりしたので、
父親の世代的には「これぞマンガ」って感じだったんでしょう。
(ああ、この時点からオタク的要素はあったんだな、私。)
(小ニでアトムVSプルート戦とか読んでたもんなあ…。)


ユリイカを読んで思ったのは、私は若いのですが、
夏目房之介さんや大塚英志さんの気持ちも理解できるということ。
というのは、もともと私は左翼だから。


「政治的に大変な事態が起こっているのに、萌えている場合か」
という、古い世代のマンガ読みの気持ちも非常に理解できる。


で、夏目房之介さんの考えにはすごく共感してる。
「マンガを読むなら、ある程度は資本主義社会を肯定しないといけない」
とわざわざ断らなければならないのは、元・左翼特有の思考です。
(私が自身をあえて「ノンポリ学生」と定義しているように。)

しかし、萌えずにいられない

私は、左翼的思想に染まりながらも、
新世紀エヴァンゲリオン」にもどっぷり浸かって育ってきました。


プロフィールを見てもらえれば分かりますが、私は、
元・左翼で、その政治への関心から「アドルフに告ぐ」を崇拝し、
一方で、萌えオタとして、「魔法先生ネギま!」を崇拝しています。


しかし、その「ネギま!」で一番笑ったパロディが、
「メルモちゃん」のアメ玉だったあたりが、またおもしろいなあと思うのです。
(私もまだまだ手塚治虫の呪縛から逃れられていないのです。)