寺山修司「ポケットに名言を」
![ポケットに名言を (角川文庫) ポケットに名言を (角川文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41Ym6Y%2BSfxL._SL160_.jpg)
- 作者: 寺山修司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 文庫
- 購入: 19人 クリック: 199回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
林静一の絵が好きだったのに。
数年前、この本を読んでから、
私の左翼思想からの脱却が始まりました。
(なんか20年前の大学生みたいだな…)
「一杯の茶のためには、世界など滅びていい」
「ちっぽけな快楽ほど人間を小さくするものはない」
その他もろもろの刺激的な言葉に、私は反発をおぼえつつも、
そのどうしようもない魅力に魅せられてしまったのです。
また、寺山修司は、
「世界が変わらなければ、自分が変わるしかないんだ」
というような意味内容の言葉も述べていて、
それは今でも私の行動原理となっています。
いまでも、寺山修司は好きですね。
しかし、卒論に行き詰まって、視界に入ったこの本を読み返し始めて
ふと寺山のことを思い出したのは内緒です。
(どうして人は、切羽詰った時に余計なことをしはじめるのでしょうか?)