「びんちょうタン」9話・10話

9話では、驚くべきことにびんちょうタンは非識字者であることが判明しました。クヌギたんに文字を教えてもらい、手紙が書けるようになって、夕日がいかに赤いかということを文字を認識することによって知ることになります。…ってどこの啓発映画ですか?中学の時かなり似通った内容の映画を学校で見たので、そのオマージュかもしれません。しかし、ここまでされるとちょっと引いてしまう。


10話。焼きイモの話。これはよいエピソードでした。貴族階級のクヌギたんも、中流階級あろえもそれぞれ身分に応じて焼きイモを食べることができたし。あろえの存在はすごく大切ですよね。我々の生活レベルに近く(正確には微妙に低い、でもそれもポイント)、作品世界に我々が入り込める入り口として機能していますから。目を回すところも萌えるし。


追記;あろえに関して。「生活水準が低い」というより、「生活スタイルが古い」と言った方が良いかもしれませんね。エヴァの作中で出てくる踏切やら夕暮れの公園みたいに、我々に「懐かしさ」を感じさせるというか。