「GUNSLINGER GIRL」を読んで少し自己嫌悪。

GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス)GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)
どうしても…、オタクを挑発しているように読んでしまう。萌える二次元美少女を実際に作るにはどうするか。少女の華奢な体つきを維持しつつ戦闘できるように肉体を改造して、主人の言うことをきちんと聞くように薬漬けにする。薬の副作用で、彼女たちは憶えたことを次から次へと忘れる。つまり経験から学習が出来ず、大人になれない。この作品に登場する少女たちは、そんな酷い目にあった少女たちばかり。言うまでもなく、オタクが大好きな二次元美少女を痛烈に皮肉っているのである。『テヅカ・イズ・デッド』でも言及されていたけど…、「萌え」の負の側面を感じずにはいられない作品。我々オタクは、こんなに気持ち悪いものを大量に生産して、大量に消費している。しかしそれでも、子宮を除去された少女、ヘンリエッタに僕は萌えてしまう。萌えずにはいられない。ああ、何やってるんだ俺。