絶対運命黙示録/J.A.シーザー

歌詞を書写して味わってみる。

絶対運命黙示録
絶対運命黙示録
出生登録・洗礼名簿・死亡登録
絶対運命黙示録
絶対運命黙示録
わたしの誕生・絶対誕生・黙示録


闇の砂漠に 燦場・宇葉
金のメッキの桃源郷
昼と夜とが逆回り
時のメッキの失楽園


ソドムの闇
光の闇
彼方の闇
果てなき闇
絶対運命黙示録
絶対運命黙示闇・黙示録
もくし くしも
しもく くもし
もしく しくも


ここからは恥ずかしい独り言。
高校生の一時期、ヴィジュアル系のバンドの曲なんかをよく聞いていたけど、
ここまでダークな詩を作れる人はいなかったんじゃないかなと思う。
しかも単語の羅列にしか見えないけど、意味がきちんとある。
読んでるだけで、書き写しているだけで「何か」を感じれる。
薄っぺらじゃない。深遠だ。


大学に入って一時期、寺山修司に感化されまくった時期があった。
彼の本を読み、彼の映画を見た。
その時期は正直意味がわからない部分も多々あったし、
「アングラなものに触れてる俺は常人とは違う」という…、
今考えれば恥ずかしい思い込みのせいか背伸びもしていた。
ガンダムX風に言えば、現実の自分と理想の自分を同一視していたのだ。


しかし今、J.A.シーザーの詩を読んで僕が受ける感銘は本物だと思う。
それだけ僕も歳を取ったということだろうか。