魔法先生ネギま! 158時間目感想

今週のネギま!は読んでて鳥肌が立つくらいすばらしかったと個人的に思いました。ネギが言う「自分自身の日常のために悪を為す」ということ…、それはつまり「エゴと日常の肯定」ですよね。僕は親から左翼イデオロギーを注入されて育ってきましたので、本当に今回の話は感動しました。(左翼の方々は自身ではエゴイズムを否定しているつもりになっていますが、その実、思想自体が押しつけがましく自己中な考え方をします。)僕の両親は「エゴの否定と非日常(=革命)の肯定」を謳っているにも関わらず、「エゴと日常」を十二分に充足・満喫していて、僕はそのことをずっと「おかしい」と考えていました。


他者を思いやるにはまず「エゴ」の充足が必要であり、安易に非日常に憧れるのではなく、「日常」をまず大切にしていかなければならない。僕は左翼活動に幻滅した時に、まずそのことを理解したのでした。


いや、ネギま!すばらしいです。僕のこれまでの人生における悩み(例えば、「どうしてもっと他人にやさしく出来ないのだろう」だとか「だれにも迷惑をかけないで生きていきたい」…などなど。)と同じ悩みをネギ君は悩んでいて、それを少しづつ彼が克服していく、あるいは折り合いをつけていくことにとても共感します。