ひぐらしのなく頃に礼 プレイ感想

ネタバレ有りです。
プレイされた方のみ読んでください。








名前の通り、フルデリカが「賽」を殺し、一人の人間「古手梨花」として生きていく決意をする物語でした。もっとお遊び感のあるお話かと思っていたら、とても重いテーマを扱っていて、僕としてはうれしい限りです。100年をかけて「祭囃し編」を乗り越えた梨花ちゃんへの理不尽な試練は、正直読んでいてつらかったです。しかし、物語が後半に進むにつれて、「祭囃し編」を乗り越えたからこそ…、越えなければいけないことだったのだと認識できました。「自分の選択に責任を持つこと」、それは簡単に見えてとても難しいことですよね。


梨花ちゃんの「魔女」としての力。それは惨劇を乗り越えるために必要不可欠でしたが、全てが終わった雛見沢村では、もはや梨花ちゃんの思い上がりを助長するものでしかなかったということでしょうか。


また、直接的には描かれませんでしたが、後日談にも関わらず殺人を匂わせる描写がありました。こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、人を殺す時・人に殺される時のやるせない感情…、それを追体験できるのがこのシリーズの魅力の一つだと僕は考えているので、非常に満足でした。(この作品が「殺人の否定」を主張していることはもちろん理解していますし、もちろん賛同していますので、そこのところ誤解なきよう。)

昼壊し=デイブレイクということで、「ひぐらしデイブレイク」の世界観を使って竜騎士07さんが執筆した短編。終始おバカなノリで気楽に楽しめました。自分の作品がどのようにネタにされているかを竜騎士07さんはよくご存知ですよね。ありえないカップリングに圭一の固有結界発動、麻雀バトルに最後はラブコメ風味で〆とおいしい短編でした。

  • お疲れ様会

キャラクター総登場。和やかな雰囲気で楽しめました。
もうしばらくみんなに会えないかと思うととても寂しいです。
次回作はマジで「うみねこ」なんでしょうか…。
ともあれ、無事に大団円。


なお目明し編のお疲れ様会は既読なので感想は割愛します。