クレーマーと化した日

午前2時前退勤でタクシーに乗る。


…これが悪夢の始まりであった。


ペーペーのおじいちゃんドライバーで、
「普通の運転手なら常識」レベルの私の目的地を知らず、
あちらこちらに振り回したあげく、
コンビニで何度も何度も道を聞き、
挙句の果てには道に迷った文句を私に言い出す始末。


温厚な私もこれにはさすがにキレました。


「道に迷ったこと」「到着時間が大幅に長引いたこと」もそうですが、
「その失敗を自分の責任だと感じていないこと」
「心のこもった謝罪が無かったこと」
これらはもう…なんというか客商売する上でありえないです。
ホスピタリティって知ってんのか?という感じでした。


家の前に付いた後、私は激昂していましたがそれはまあ何とか押さえ、
「如何にあなたがおもてなしの精神を欠いているか」
ということを切々と話しましたが、ただ誠意の無い謝罪が繰り返されるのみ。


なので、名刺を出させて、その方の所属する会社に数十分ほど文句を言いつけてやりました。
しかし、本社の方も「あー、クレームね」という形式的な対応。
…もう怒りを通り越して呆れてしまいました。
「あんたたち、そんな怠惰に仕事してて楽しいか?」


…私も、クレームと背中合わせで仕事をしていますし、
顧客満足度を上げることに「常に」「全力を」注いで働いています。
そして、それが仕事のやりがいなのだと思っております。


世の中には残念な人がいるのだな…と思いました。