蒼穹のファフナー
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2011/04/02
- メディア: DVD
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#番外編の「RIGHT OF LEFT」は未視聴ですが本編より良いらしい。
さて、エヴァの影響受けまくりのこの作品ですが…。
少年少女の成長物としては非常に良い作品でした。
後半の子供たちの結束にはジンと来たね。
一人ひとり数が減っていくのもシリアスでよかった。
ロボット物としては、戦闘シーンはダメダメだったと思います。
「命が削られていく」という緊迫感はありましたが、それだけかと。
みんな困ったら自爆してたという感も無きにしもあらず…。
北欧神話を元にした中二病なネーミングは私は好きでしたね。オタクですから。
#「ジークフリートシステム」とか「ブリュンヒルデシステム」とか。
総評としては「佳作」という感じです。
同じXEBECのSFロボットものなら、
「ナデシコ」「ステルヴィア」の方が個人的には面白かったですし、
「エヴァ」で洗礼を受けたものからすれば二番煎じに見えるところが多すぎる…。
そして「グレンラガン」「マクロスF」という最近の素晴らしい作品に比べると、
やはり一歩見劣りしてしまうというのが正直な感想です。
とはいえ、見所はあります。
個人的には裁判での真矢の父親へのセリフが一番良かったです。
そして全編で続く「あなたはそこにいますか?」という執拗な問いかけ。
真似事かも知れないけれど、必死に「日常」を守ろうとする人々。
「人として生きる」とはどういうことか…。考えさせられました。
スパロボKのCMで真矢のナレーションが入っていることから考えるに、
おそらく今回メインを張る(であろう)この作品。
マークザインを使える日を楽しみに待っておきます。