トランジスタティーセット

「不思議な街、アキハバラ」という帯の文句がありますが、
作者の秋葉原への熱い思いが伝わってくる作品です。


主人公が電子工作マニアな女子高生…。てありえねー。だがそれがいい
ちなみにマニアックな工作ネタなどは出てきません。
そこ期待すると拍子抜けしますので。


あくまで、
トランジスタ(=電子工作系オタクの象徴)も
ティーセット(=メイド喫茶→萌え系オタクの象徴)も、
共存していけるし、今のごちゃまぜ感が最高なんだぜ、というお話です。


前後編の「万世橋駅で逢いましょう」はハートフルで良いぞ。
赤紙で引き離される恋人…てのはもうありがちだが最高だ。
平成(笑)*1のお方などは読んで考えさせられるところもあるのでは。

*1:昭和(笑)に対抗。平成生まれの子供はこう言って大人を蔑んできます。これが若さか…。