jaguar hard pain/THE YELLOW MONKEY

jaguar hard pain 1944-1994

jaguar hard pain 1944-1994

お盆休み最終日。
大掃除をしたので発掘したCDをエンドレスで聴いていた。


久々にTHE YELLOW MONKEYの「jaguar hard pain」。
3rdアルバムにしてこのバンドの最高傑作(と私が勝手に思っている)。
コンセプチュアル&退廃的&売れてない時代の屈折具合がイイ。


ジャガー」という1944年の戦中の日本兵が1994年にタイムスリップしてくる…というお話になっている。
曲を聴いていると、実に「昭和日本」なんですねこれが。
ジャガー」はなんだかんだ戦後日本になじんでしまう。(明言はないですがたぶんそうです)
でも、自分の生きてきた時代のことは忘れられず…、最後は天に召される。


見捨ててきた過去に疾しさを持ちながら、現状にそこそこ満足して生きていく。
そういう「どうしようもなさ」を、このアルバムを聴き直すたびに感じるのです。