集中講義まとめ

いや、集中講義二日目はおもしろかった。
ちょっとメモしておこう。
正解かどうかは知らないよ。先生に聞いてくだされ。

日本のマンガ界に大きな変化が訪れるのは1970年。それまでは子どもだけのものだったマンガを、大学生や社会人になっても手放さない人が増えてきて、マンガ雑誌が多様化していく。また、この頃から「少年マンガ」と「少女マンガ」という明確な区別が生まれてきた。この両者のジェンダー差はかなり強いもので、男性作家が描く「少年マンガ」を男の子が読み、女性作家が描く「少女マンガ」を女の子が読むという構図が出来上がった。女の子が「少年マンガ」を読むことは、それほど異端視されなかったが、男の子が「少女マンガ」を読むことは、かなり「痛い」ことだった。それでも、「少女マンガ」を読む男の子は若干ながら存在し、それが「オタク」の起源ではないのか。マンガ間のジェンダー差が、「オタク」を生む要因となった。この作家間・読者間のジェンダー差は、1980年代後半になり、次第に無くなっていく。

うーん。大体同意できるかな。
1980年代後半といえば、「セーラームーン」などがはじまり、
それまで「恋愛」しか描いてこなかった「少女マンガ」に、
「バトル」などの要素が入ってきたころだ。


「男の子でも読める少女マンガ」が生まれてきた時期で、
私もこの頃から「セーラームーン」読んでましたね。
「コードネームはセーラーV」の時代からリアルタイムでした。


また、テレビゲームが台頭してきて、
「ガンガン系」マンガが出てくる頃でもある。
ドラクエ4コママンガ劇場」などは、男の子も女の子も読んでました。
小学校の教室にあるオルガンで、女の子がドラクエの曲を弾いて遊んでました。

アメリカのマンガは、「映画」の延長上にある。マンガをマンガたらしめるものには、「コマの連続性」と「セリフ」があるが、アメリカでは「セリフ」を軽視する傾向にある。対して、日本のマンガは「大衆小説」あるいは「紙芝居」の延長上にあり、「セリフ」を重視する。戦前の「少年倶楽部」などは、マンガと読み物が半分ずつであった。

これもなかなか面白い指摘ですね。
戦前の子どもが「肉弾三勇士」を読んでいた感覚と、
今のわれわれがライトノベルを読む感覚って似ているのでは?と思いました。


異論反論あればどうぞ。
私の考察を深める手助けをしてください。
なぜなら、単位取得につながってるから。
人助けだと思ってここはひとつ…。