「交響詩篇エウレカセブン6」

交響詩篇エウレカセブン6 [DVD]

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いや、この巻はマジでよかった。
ということで、一話ずつレビューをしてみますか。
見直してないから内容があやふやだけど。


※以下激しくネタバレ!

  • 19話「アクぺリエンス・2」

「アクペリエンス」と名のつくタイトルは元ネタから考えて5話あるそうですね。全てエウレカレントンの精神世界での接触を扱っているんでしょうか?この回はレントンの影響で自分が変化していっていること(=無意識下でレントンを好きになっていってること?)を受け入れられないエウレカがスカブに取り込まれる話。しかし、「対」となるレントンの呼びかけにより、なんとか現世(正確には現世に近い観界?)にエウレカは戻ってこれました。そしてセブンスウェルを起こすニルヴァーシュ。暴走するエヴァ初号機を彷彿とさせました。月光号の方の描写も非常に緊迫感がありましたね。

  • 20話「サブスタンス・アビューズ」

「サブスタンス・アビューズ」とは「薬物乱用」のこと。この回のレントンホランドの関係と、彼ら自身の在り様を上手く表現したタイトルです。エウレカがスカブ化したことで衝突するレントンホランドホランドエウレカを救うために「ヴォダラクの高僧Xを助ける」という依頼を引き受けますが、そこで罠に引っかかります。KLFにボコボコにされるホランド。「金のために依頼を引き受けたのだ」と勘違いするレントンは「バチがあたった」と大騒ぎしますが、それをタルホさんがひっぱたきます。萌え。タルホさんが自分の嫉妬心を押さえつつ、いかにホランドエウレカを大切にしているかを涙ながらにレントンに語ります。萌え。「自分がガキだ」ということを知り、レントンニルヴァーシュホランドを助けに向かいますが、興奮状態のレントンは、破壊衝動がむき出しとなり、KLFを必要以上にメタメタにします。「お前はダミープラグか!」と思いました。(ここの描写は非常に秀逸で、エヴァの「男の戰い」のオマージュかと思われました。シンクロ率が400%を越えないかと心配になりました。)しかし、血まみれの人間の腕を見たとき、レントンは「自分が人殺しをしているのだ」と認識し、興奮状態が醒めて嘔吐します。(嘔吐の描写も良いですねー。よく考えれば私の好きな作品には決まって嘔吐シーンがあるような気がします。「最終兵器彼女」やら「機動戦艦ナデシコ」やら。登場しているキャラが「人間だ」って肉感的に実感できますよね。)

  • 21話「ランナウェイ」

「自分が人殺しをしている」ということに自覚的になり、落ち込むレントン。月光号のメンバーやエウレカにすがりつこうとしますが反応が冷たく、彼は「だれも気持ちを分かってくれない」と考え月光号から脱走します。(エウレカは返事の仕方に困ってたという面もありましたが。しかしなんというか…。アムロ・レイですか?)場面は変わってチャールズ夫妻が登場。彼らが「なんでも屋」をしていることが分かります。チャールズ夫妻とデューイとの接触。復隊をデューイがせまるもチャールズは拒否。また、チャールズがホランドのライバルであったことがわかり、二人がアドロックの言葉を口にします。

月光号から脱走したものの、行くあてのないレントン。カバンと財布はホームレスに取られてしまいます。ある朝公園で目覚めるレントン。朝っぱらから公園で音楽かけて踊ってるチャールズ夫妻と遭遇。ここで地殻変動とそれを押さえ込むやつの実物がはじめて見られます。チャールズと話すことで、レントンは自分の考え方があまりにもホランドの影響下にありすぎたことを知り、また、彼らのもてなしに家族的な暖かさを感じるのでした。




ああ書くの疲れた。
しかし、これくらい書いちゃうくらい良い巻でした。