「灼眼のシャナ0」

灼眼のシャナ0 (電撃文庫)

灼眼のシャナ0 (電撃文庫)

灼眼のシャナ、短編集。


うーん、今まで読んだ中では一番ダメだった。
別に「シャナ」に番外コメディはいらない。
基本シリアスな話の中に、若干の笑いと萌え。
これでいいのだ。


しかし、筆者が力を抜いてやりたいことやった、
ということは伝わってきますので、
まあこれはこれで…。と言う感じ。


しかし、最後の一話。
シャナが御崎市に来る以前、
どういうフレイムヘイズだったのかというお話…。


「感情のかけら」のようなものは感じますが、
半ばロボットのように使命を遂行していく姿にぞっとしました。
物語を通して、いかに彼女が「一人の女の子」になっていくのかがよくわかりましたね。


では名ゼリフの引用で〆。

「全てを知って、それでも『いつか』にすがってるような奴は、小さく弱くしかなれない。」