「ドラゴン桜」12巻

ドラゴン桜(12) (モーニング KC)

ドラゴン桜(12) (モーニング KC)

教育にたずさわる人なら、読んで損は無いマンガだと思います。(さすがに偏差値40から東大受験は無理があるけど。)「思考力」を問われる東大入試に生徒たちが取り組む様子を通して、「頭がいい」というのはどういうことをさすのかを考えさせられます。個人的な話になりますが、僕は中学時代、偏差値だけはやたらと高かったんですが、典型的な「指示待ち人間」でした。果たして、当時の僕は「頭がいい」子どもだったんでしょうか。僕はそうは思いません。本当に「頭がいい」子どもとは、「問題解決能力」「自己決定能力」「決断力」「行動力」「コミュニケーション力」といったものを持っている子どもだと思います。僕がこの業界で働きたいのは…、昔の自分みたいな人間を増やしてはいけないという思いからかもしれません。