少女革命ウテナ 〜#20
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「自分が凡人」だというのは思い込みだと思うんですよね。
だけど、突如現れた「王子様」に自分のレーゾンデートルを簡単に預けてしまったり、
特別な能力がある(と若葉が思い込んでいる)ウテナに嫉妬したり。
そんな時期が僕にもありましたね。
「自分が特別な存在になれない」という思い込みに僕も一時期苦しみました。
しかし、劇中でウテナが「自分は特別だ」と全く気付いていないように、
本当に注目されたり、尊敬されたりする人は、
「自分は凡人でしかない」とか「自分は特別だ」なんて考えないと思うんですよ。
ですから、若葉のエピソードは、「凡人ゆえの苦しみ」というよりも、
「自分は凡人でしかないという思い込みによる苦しみ」を描いているように
僕には思えました。
また、「王子様」(だと若葉が勝手に思い込んだ)西園寺の自分勝手さも、
妙にリアルでしたね。若葉は一度酷いことされた相手に自分を預けすぎです。
(とはいえ、恋愛ってそういう思い込みが無いと続かないしねえ…。)
いろいろと自分とダブらせて考えてしまうアニメですね。