人造人間カティサーク
- 作者: 緒方てい
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2007/08/07
- メディア: コミック
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#絵的に「萌え」ではないという人もいそうですが…。
少し人物説明。
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主人公の少年は飛び級で高校入学した天才。
数学がものすごく出来るため、
「日常はパズルの組み合わせに過ぎない」と世の中に対して冷ややかな態度を取っている。
ヒロインのアンドロイド「カティサーク」のプログラムを担当。
「兵器」として彼女を見ている(つもりだがそれはほんの最初だけ)。
一方の「カティサーク」はアンドロイドで機械語しか話せない。
言葉を話せないけれど、主人公が好きで好きでたまらない。
主人公への愛を原動力に悪のロボットと戦う。
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このお話の面白いところは、
登場人物たちが「日常が楽しい」と思えば思うほど、
「非日常」であるバトルでも比例して強くなっていくところかな。
特に主人公の少年が「日常」の良さを学んでいくことが、
「成長」として描かれているのが素晴らしい。
やはり私は「非日常」をやたらと強調する作品はあんまり得意ではないのです。
いつも無理して、命懸けで頑張る主人公も嫌いではないですが…。
「非日常」のために「日常」を頑張る主人公は見ていて気疲れします。
#なんというかサラリーマンしてる自分の普段の生活みたいで。
それより、「日常」のために「非日常」を頑張る人で私はありたい。
「ありたい」ということは、現在は逆なわけですが…。
私はマンガの主人公に理想像を投影しているのかもしれませんね。
あとは必殺技が古臭い感じでいいですね。
「ギャラクティカスマッシャー」て。かっちょいい。
緒方てい先生の絵も少し古い感じで良いですね。
読んでいてスカッと爽やかになれる作品です。