左翼思想が私にもたらしたもの

左翼思想は、私の人格形成に大きな役割を果たしました。
それを誇りに思った時期もあったし、恨みに思った時期もありましたが、
今日はそれを活字にすることで、心の中を整理しようかと思います。


まず、大きく分けて2つの思想を私に植え付けました。
一つは「非暴力」。もう一つは「世界が悪くなっている」という認識。


「暴力はいけない」ということは、子供の時からたたきこまれました。
だから、私はスポーツが嫌いな子供になりました。
スポーツは、良くも悪くも暴力に直結していると思います。
ボールを投げたり、蹴ったりする時に大きな力を入れるだけで、
私は「親の教えに背いている」という罪悪感を感じていました。


「世界が悪くなっている」という認識は、日本の左翼の人なら、
80年代〜現在にいたって共通の認識であろうと思います。
何か政治のニュースがある度に、私の家では、
「もっと悪くなったな」「最悪だ」という会話が飛び交いました。
世界がどんどん悪い方向に向かっているという世界観は、
私がマイナス思考・ネガティブ人間になるのを後押ししました。