パワハラと指導

さて、私が会社を辞めようと思った理由の一つがパワハラである。


上司が部下を適切に叱る、っていうのは必要で、
私自身も納得できる理由で怒られたときは当然反省をする。


しかし…今の上長は「怒る理由を自分で作っている」ようにしか思えない。
無理難題を言う、できなかったら「なぜできないんだ」。
その上、そのキレる「ライン」のようなものが日々変動するから「空気を読む」必要がある。
ちょっと、これに疲れてしまった。


まだ自分がされるのはいい。「悪かったところもあったのではないか」と思うからだ。
しかし、どう考えても理不尽な理由で怒られる同僚や後輩を見ているのに耐えられなかった。


私がいる会社はそもそも「ブラック企業」だとは思う。
一番厳しい時は手取り10万前後で働いていた。それで13連勤などは普通だった。
でも、多忙で、給料が安くても、貯金など無くても、
いっしょに仕事をするやつが「戦友」なら大丈夫だった。


単に人のえり好みをしているわけではない。
うちの会社が、人件費のコストカットを繰り返し、
自分のなかで尊敬できる先輩や同僚は本当に減ってしまった。
会社全体の業績は当時よりも格段にいいが、自分の中でのやりがいはもはや無いに等しい。


俺は懐古厨なのだろうか?
そう自問自答もするが、「辞める」=「前進」であると答えを出した。
後悔の無いよう、進んでいきたい。