消費の類型

東浩紀動物化するポストモダン』がおもしろい。
まだ途中までしか読んでないけど、
本の中に出てくるオタクの消費類型をメモしておく。


まず、作品(小さな物語)の消費。これはわかりやすい。
普通にマンガやアニメを見てストーリーを楽しむ。
そしてそこから「教訓」や「テーマ」を読み取る。


世界観(大きな物語)の消費。これはガンダムで考えよう。
宇宙世紀オタクを考えるとわかりやすい。
ガンダム」「Zガンダム」などの「小さな物語」を支える、
虚構の歴史=「大きな物語」にこだわる。


そして設定・キャラクター(大きな非物語)の消費。
エヴァンゲリオン」が良い例だ。
綾波レイは、多くの同人誌で取り扱われたし、
なによりガイナックス自体が「綾波育成計画」なる作品を出した。
ストーリーの重要性は希薄になり、キャラが「実体」となる。


最後にデータベース消費。
私の「剣道少女萌え」が最たるもの。
実は、キャラクター自体も「萌え要素」の集合体でしかないとし、
オタク系文化全体のデータベースを消費する行動。


これであってるのか?