少女革命ウテナ

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最終話まで見ました。


黒薔薇会編以後、生徒会との再バトルは蛇足だと思いましたが、
ウテナの処女喪失」を暗示させる33話以降の展開が凄まじかった。


「女の子」としてキレイになっていくウテナを見るのは、
男の自分としてはうれしい反面、寂しさを感じましたね。


そして最後の最後でそれを全てひっくり返して(笑、
ついにウテナは「革命」を起こしたんだと思います。
(起こさなかった、とも解釈できるのがすごいとこですが…。)


それは如何様にも解釈できるんでしょうが、
僕はシンデレラ=ストーリーの破壊であり、
「男が女を支配する」ことへの反発であるのだと思いました。
(あるいは、「他人を信頼すること」の大切さを、改めて実感しました。)


上記のようなメッセージは、90年代のアニメならではというか、
今から考えるとどうにも「古い」という感じがするのですが、
だがそれがいい


それと物語後半の冬芽、最高。ダメ男っぷりがたまらん。
あれだけ女性を道具のように扱ってきておきながら…、
ウテナに対してはプラトニックであり続けるしかなかったという。
ああ、ダメだなお前。ダメだよ。バカだなー(涙)


しかしこの作品、全話視聴した人と一回語り合いたいなぁ。
見た人によって解釈とか感じたこととかがかなり違うと思うし。